柊小雪のプロフィール

現在の柊小雪(ヒイラギ コユキ)は26歳。無職。結婚3年目突入。俗に言う主婦。

 

学生から社会人一年生へ

わたしが社会人となったのは2015年の4月。当時23歳だった。

 

大学生だったわたしは、自分が会社に就職するイメージがまったくつかなくて、就活解禁とともに現実世界から逃げるかのようにオンラインゲームドラクエ10に手を出した。

 

それから大学に行くとき以外のすべての時間をドラクエに熱中していた。

 

気づけば大学卒業するまであと2ヶ月となっていた。

 

ニートには絶対になりたくないと思う一心で、わたしはようやく就職活動を始めようと決意した。

 

それからすぐに人材紹介会社に登録し、何社かの中小企業を紹介してもらい、実際に面接に行き、わずか3週間で就職先が決まりました。

 

その会社に決めた理由は一番初めに内定が出ていたのと、自宅から電車一本で通えて通勤が楽そうという安易な考えでした。

 

実際に入社してみると、毎日が地獄でした。

 

初めはわたしの指導係である35歳前後の男性社員に毎日振り回されていました。

 

仕事を進め方をろくに教えない上に、入社してまだ2週間しか経ってないわたしに同時に4〜5個の新規プロジェクトを振ってきた。

 

当然右も左も訳も分からず状態だったのですが、とにかく終わらそうと毎日必死だった。

 

「これはどうしたらいいですか?」と指導係に質問をしても、「それ自分で調べて、分からなかったらほかの人に聞いて」といつも冷たく突き放されるだけだった。

 

クライアントから催促の連絡が来ても、「その件は新入社員の子に任せてるから」と言って、責任をわたしに押し付けてくるばかりだった。

 

そしてその人が責任を取らないために、ついにわたしがクライアントに怒られるハメになった。

 

理不尽すぎて、ストレスがたまり、毎朝出勤時間になると、涙が溢れるほど、会社に行きたくなかった。

 

我慢の限界だったわたしは、指導係よりさらに偉い上司の人に現状を説明し、次の週から指導係を変えてもらった。

 

これで地獄の日々が終わるんだだと思ったのも、束の間。

 

 

その時から、40代独身のお局の嫌がらせが徐々に始まった。

 

一番初めの出来事は6月の下旬だった。わたしが入社してもうすぐ3ヶ月経とうとしたとき。

 

いつもより早く会社に着いたわたしは、いつも通りに自分の席に座っていた。

 

すると、お局は突然やって来て、わたしを女子トイレに連れて行き、こう言った。

 

中国の会社ではトレイ掃除をしてくれる人がいるけど、うちは小さい会社だから、トイレ掃除を自分たちでやらなければいけないの。」

 

要するにお前がトイレ掃除をしろってことだなってわたしは瞬時に理解できた。

 

しかし中国の会社とはなんの関係があるの?

 

中国に住んでいたとはいえ、中国の会社で働いたことないし、そんなに知らねえわって色々頭の中で考えた。

 

そして次の瞬間未だにまた理解不能の言葉を言い放された。

 

「大丈夫。ここのみんなはあなたのことを中国人だと思ってるから。」

 

それを聞き、当時のわたしの頭の中では???がいっぱいでした。

 

なんとなくこの人頭がちょっとおかしい人だなって自分の中で納得して、あまり関わるの辞めようと密かに誓った。

 

それから、お局がわたしの席の後ろを通るときにわざと椅子を蹴られても、社内ですれ違ったときにざわと肩をぶつけられても、わたしは一貫として無視していた。

 

こんなつまらない嫌がらせに一々相手にする必要はないと思っていた。

 

あまりにも嫌がらせが多いので、わたしは指導係である29歳の男性の先輩に何度も相談していた。

 

先輩はただ上に報告すると言っただけで、実際にほとんど何もせずにいた。

 

しばらく月日が経ち、入社して半年が経ち、10月になった。

 

わたしは一人で残業していた。

 

気づけばほかの人はみんな退社し、残っているのはわたしとお局の2人だけだった。

 

わたしはひたすら自分の席でパソコンに向かってカタカタしていました。

 

すると、お局はこっちを見ながらわたしの席のところまで歩いてきました。

 

次の瞬間、こう言い放った。

 

「今日は掃除機をかけてから帰ってね、中国人様」

 

この言葉を聞いた瞬間、わたしの中で溜まりに溜まった怒りが心の底から湧いてきた。

 

しかし、ここでこの人2人で話しても無駄だと必死に自分を抑え、なんとか仕事をし続けて、言われた通りに掃除機をかけて帰った。

 

次の出社日に、わたしは直属の上司に「この間お局に中国人様って呼ばれて、すごい差別を受けたんですけど、なんとかしてください」と強く言いました。

 

それから約1ヶ月経っても、その上司から何の報告もありませんでした。

 

そして11月のある日、わたしとお局を含めて3〜4人が残業で社内に残っていた。

 

わたしとお局以外の人は皆喫煙所に休憩に行った。

 

わずか5分程度のことだった。

 

お局はまたチャンスがきたと喜んでいるかのように、「中国人様、まだ帰らないの?私たちもう帰るんですけど、中国人様」と2回も言ってきました。

 

これ以上我慢できなかったわたしは初めて言い返した。

 

「もう帰るけどさ、その言い方やめてくれません?ていうかわたし普段あなたと喋ってないし、業務でも関わってないのに、なんで嫌がらせするの?もういい、明日社長にいうわ」

 

と伝えると、お局からも予想外の言葉が返ってきた。

 

「大丈夫、わたしも社長に言ってるわ」と言いながら、なぜか誇らしげにわたしを見ていた。

 

わたしの頭の中ではますます???がいっぱいになった。

 

改めて説明しておくと、わたしは当時営業職として働いていて、お局は完全な事務職で、席もかなり離れていた。

 

なので、業務上で関わることもなければ、普段会話することさえ一切なかったのです。

 

お局が社長にチクれるようなことは断じて一つもなかった。

 

後から社内の人に聞いた話によると、お局はどうやら被害妄想が激しいらしく、言ってもないことを本当に言われたかのようにいろんな人に言いふらしているらしい。

 

それを聞き、わたしのいないところでお局にどんなふうに言われているのか想像もつかないので、思わす背筋が凍りついた。

 

実際に、お局に対して腹が立ったのはもちろん、周りの人たちがなんの役にも立たないのが何よりも腹ただしくて、わたしはこの会社にひどく失望し、12月頭から転職活動を始めた。

 

そして翌年の2月に社会人になってから興味を持ち始めた人材教育業界の会社から内定をもらい、すぐに退職の旨を伝え、無事に3月から新しい会社に行くことになった。

 

こうして1社目はわずか11ヶ月で退職した。

 

社会人2年生へ

2社目は最初は天国のような会社に思えた。

 

残業ほぼなし、優しい上司、嫌がらせをしてくる人もいないし、そして給料も前の会社よりもよかった。

 

時々もう1人の直属ではない上司に無茶な仕事を振られることもあったが、助けてくれる人もいてとてもありがたかった。

 

ランチもいろんな人が誘ってくれて、いろんな美味しい店に連れてってもらった。

 

しかし、入社2〜3ヶ月くらいの時から、わたしは違和感を感じるようになった。

 

だんだんと上司の仕事のやり方や、みんなでいくランチ会の愚痴の言い合いで辛くなってしまった。

 

上司の仕事のやり方が合わなくて、仕事が楽しくなくなってしまい、せっかくの息抜きのランチも上司や会社の愚痴や悪口ばかり聞かされて、精神的におかしくなりそうだった。

 

そんなに会社が嫌なら辞めちゃえばいいのにってずっと不思議だった。

 

みんなが辞めないならわたしが辞めちゃえばいいんだと思い、逃げるかのように勢いで退職しました。

 

2社目の在職期間はわずか6ヶ月だった。

 

こうして約1年半の会社員生活を終え、わたしは会社という組織にがっかりした。

 

会社で消耗しきっていたわたしは、もう2度と会社に就職しないと決めた。

 

会社を辞めた今

そして今、会社を辞めて1年以上が経ちました。

 

会社を辞めてから、恵まれなかった人間関係のストレスがから解放された。

 

振り返ると1年半の会社員生活は人生の中でもかなりストレスが溜まり、辛い日々だった。

 

朝起きたら止まらない涙、それでも憂鬱な気持ちで会社に向かい、食欲も湧かず、顔がやつれていた時期もあった。

 

しかし、会社を辞めた途端、心が晴れた気持ちになれた。

 

あの瞬間、わたしは自由だと心底から思えた。

 

もちろん、お金に対する不安はあった。

 

しかし、お金以上に、わたしは大切なものを手に入れたと今でも思っている。

 

会社を辞めてからの一年は、いろんなことを試行錯誤していた。

 

成功したことより、失敗したことのほうが多かったが、それでも会社で働いていた時より、大きく成長したと実感している。

 

わたしは自分のやりたいことで生きていきたいと学生の時からずっと言っていた。

 

そしたら、周囲の大人たちに「わがまま」「欲張り」だと散々言われてきた。

 

しかし、会社を辞めた今、わたしは自分の価値観は間違っていなかったと再認識できた。

 

わがままで欲張りな人生を過ごしたほうがよっぽど幸せだと身をもって体験したからだ。

 

その思いを世の中の人たちに伝えたい。

 

我慢はしなくてもいい。嫌なことはすぐに辞めていい。

 

我慢の先には得るものは何もないとわたしは今後も言い続けたい。

 

 

 

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